「教育的リスクをとる」とは?
結論:手を離しても、口を出せる距離にいるからよくない!親が口と手が出せない距離まで下がることで、子供の成長は倍増します。子供の姿がずっと小さくなるような距離まで、一層見えなくなる距離まで下がってみてください。帰ってきた子供の姿はとっても大きく映ることでしょう。
教育的リスクとは、生徒たちが得られる経験を第一に考え、手を離すことです。
「可愛い子には旅をさせよ」という言葉。
これは送り出す親側が教育的リスクをとっています。
子供が一人で旅をするのですから、身の安全を心配することでしょう。
「怪我をしたらどうしよう?」
「事故にあうのか心配」
「事件に巻き込まれないか」
でも、子供たちが一人旅で得られる経験はプライスレスですよね。
一緒にやってもらっていたことを一人でやるわけですから、勝手がわからないこともありますし、上手くいかないことが前提です。
親が教育的リスクをとると、子供たちはリスクテイカーになる機会が増えます。
リスクテイカーとは、結果が見えていなくても、成功するか失敗するかわからなくても、チャレンジしてみる人です。
リスクテイカーは身体的なチャレンジばかりではありません。
人前で自分をさらけ出してありのままを話すことだってリスクテイカーです。
自分の交友関係を広げていくのもリスクテイカーです。
自分の作品をみせるのもリスクテイカーです。
パパさん、ママさん、「それ、本当に子供だけではできないですか?」
「まだ、できないのでは?」と感じているのであれば、「やらせてみたことがないから」なのではないでしょうか。
家にいる姿と、外での姿が違う子供たちもいます。
親が子供の家の中での姿だけで機会を決めてしまわないようにしましょう。
そして、子供たちも家の姿だけで自分の存在価値を決めてしまわないようにしましょう。
「まだできない」は親が言う言葉より、
子供たちが、「まだできない」と、取り組みながら、頑張っている最中に使う言葉だとしたら、どんなに素敵なことでしょうか。
親が教育的リスクを積極的にとれる場合、親自身が快適ゾーンの外に出ていき、リスクテイカーになっている場合がほとんどです。
継続してリスクテイカーになり続けることで、経験をする大切さ、学びの豊かさを身に染みていますから。
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