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Erin Stallings

子育てを豊かにする教育のお話:親がいないところ快適ゾーンの外かもしれない

親がいないところ快適ゾーンの外かもしれない 思い通りにいかない機会快適ゾーンの外かもしれない 想定外の状況への心身ともの対応。快適ゾーンの外かもしれない 快適ゾーンの中は、甘えを出せる領域。頑張らなくてもできてしまう物事に溢れている。よく知っている人たちに囲まれている。チャレンジしなくても良い雰囲気。すなわち、既知の自分。知っている自分がいる場所。新しい発見や意外なことはあまり見つからない領域。

特に、「まだ、何者でもない子が、すでにsomeone special (自分は特別)と思っている子」は、快適ゾーンの外に出る壁は高いです。また、「自分と他者に期待が高い子」も壁が高いです。「失敗するのが怖い子」も壁が高いです。

どんどん壁は高くなっていきます。倒せれば自分の人生のミッションへの架け橋になりますが、ほとんどの場合は、「ちょっとした気持ち」に圧倒されて、快適ゾーンの中にいる選択をします。

一方で快適ゾーンの外は、意味がわからない。勝手がわからない。自分の役割がわからない。できないことばかり。知らない人ばかり。普段生じない気持ちや気分になる。ワクワクだけではなく、不安も入り混じる。必死。冷や汗をかく。未知の自分。新しい発見や、違う視点、意外な自分の1面に出会える領域。

「意識」が変わったら、子供たちの行動って変わるのではないかなと考えがちです。だから、「よく理解させる」ことが、「大きく意識が変わる」と思いがちです。頭ではわかっているけど、気持ちが行動にうつさない。 でも、「意識」だけではなく、「気質」が大きく行動の選択を左右しているとしたら? その子が持つ気質などは、親や先生が知っていても、子供は知らない場合の方が多いです。こちらかみると、「明らかでしょ!」って思うかもしれませんが、子供たちは、自分の「気質」を知らないことの方が多いです。 のんびりや、せっかち、頑固、楽観的などなどに加えて、一番主義、固定マインドセット、自他への期待が高い、間違えたくないなどなど。 良くも悪くも、自分の「気質が起因している」出来事は、どの環境においても、どのグループにおいても、どの機会においても、同じ出来事に遭遇するかもしれません。その場合は、この場所でもそうか。このグループでもそうか。この機会でもそうかと思いがちです。しかし、自分の気質が起因していると感じる子はどれくらいいるでしょうか。そして、気質は子供自身が大きく機会を生む場合もあれば、機会を失う場合もあります。

折り合いをつけるためには、折り合いをつける相手(自分)を知ること。折り合いをつける自分って誰だろう。折り合いをつける自分のこと、どれくらいよく知っているのだろうか。

自分が一番自分の理解者か?自分が一番適切なアドバイスをしてくれるか?自分が一番自分と上手に付き合えているか? 子供たちの特権。本人は冷めていても、本人以上に、人としての成長に熱くなってくれる仲間達、先輩後輩、先生、友達のお父さんお母さん、関わってくれる大人たちがいる。心配してくれたり、指導してれたり、叱ってくれたり、ガイドしてくれたり、アドバイスしてくれたり、一緒に冷や汗をかいてくれたり。

感情知性は大人になってから、一緒に取り組んでくれる仲間や大人はグっと減りますので、子供たちの特権ですよね。親から手が離れた時、どんな人たちが子供たちの周りにいるでしょうか。どんな人が関わってくれるでしょうか。そして、window of opportunity がどんどん閉まっているとしたら? この夏、家族以外と長い期間活動しますか。その活動中、知らない人との出会いはありますか。その活動中、知らないアイデアを試すことができますか。その活動中、普段にはない役割を持つことができますか。

快適ゾーンの外にでて、感情知性を育む。 「感情知性を効かせる」という言い方があります。 効かせるという場合は、気持ちにスマートにならざるおえない状況かもしれません。そして、その自分の気持ちに適切に対応でき、適切な選択をしている時、「感情知性を効かせる」という言い方。感情知性を効かせなくてはならない、心がエクセサイズできる機会をこの夏にチャレンジしてください。

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